漆器の扱い方

 

漆器は扱い方が、難しいと敬遠されがちですが、口にあてて使う時、その柔らかい、シットリした
質感は最高で、世界に誇る事のできる日本の器だと思っております。 我が家では、気軽に毎日
使っていますが少しの注意で長く、きれいに使えます。 扱い方を知ったうえで、気楽に使って下さいね。

◆新しい漆器を使う時に◆

新しい漆器には特有の匂いがあるので、うすめた酢を柔らかいふきんにつけて漆器を拭くか、ぬるま湯に酢をほんの少し入れた中に1時間ほどつけておいても匂いは抜けます。
または、米櫃の中に数日間入れておくと臭いが取れます。
木と漆で出来ていますので火気のそばや、極端な高温、多湿、冷暖房は、避けた方が良いでしょう。電子レンジ、オーブンレンジもやめてね。

◆漆器を洗う時に◆

漆器を使った後は、ぬるま湯で洗います。
ぬるま湯にひたした布で汚れを落とし、ふせて水気を切り、そのあとガーゼか柔らかい布(糊などのついていないもの)で拭きます。
ひどい油汚れは洗剤をうすめて使うといいでしょう。
湯水に長時間浸したり、合成洗剤を多量に使うのはよくありません。
クレンザーやたわしなどでゴシゴシこすると傷の原因になるので、使わないように。
水滴が残ると跡がついてしまうので、水分はきちんと拭き取ります。
陶磁器やガラス類など他の器と一緒に洗うと、傷が付きやすいので、注意が必要です。
食器洗い機、乾燥機は木のくりぬきですのでソリの原因になります。避けた方が良いですね。

◆漆器の片付け方◆

水気がとれたら、乾いた布で再び拭くと、漆器に艶が戻ります。
すぐ使う場合はそのまま重ねてもかまいませんが、長時間使わないときは、柔らかい布に包むか、器と器の間にペーパーナプキンを挟んでおくとキズが付きにくいようです。
保管場所は、風通しがよく、直射日光が当たらず、湿気の少ないところにしましょう。

◆漆器の艶を保つために◆

塗膜の表面の艶が消えた場合、綿にごく少量の菜種油をつけて表面全体をよく拭いた後、柔らかい布で油のくもりがなくなるまで拭けば光沢がでてきます。

◆漆のかぶれ◆

漆器は体質により、ごくまれに”漆”にかぶれることがあります。
異常を感じたときは、すぐ使うのをやめて専門医に相談しましょう。

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